映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY - リミット・オブ・スリーピング ビューティ』

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特典付『The Limit of Sleeping Beauty リミット・オブ・スリーピング ビューティ』前売鑑賞券を発売!!

イントロダクション

映画界が大注目する若き才能が作り上げた作品は、かつて誰も見たことがないほど挑発的で衝撃的。
正に商業映画界に奇襲を仕掛ける作品が誕生した。
現実と妄想の目まぐるしい交錯を描く本作の脚本を手掛けたのも二宮健。緻密に構成された交錯劇が、否応もなく観るものを別世界へといざなう。
若干25歳の若手監督・二宮健は、中学時代から40本以上の自主映画を作りつづけ、『SLUM-POLIS』(15)、『MATSUMOTO TRIBE』(17)など、発表される作品が立て続けに注目を浴び、本作が満を持しての商業映画デビュー作となる。
過去と現在、現実と妄想。
観る者を縦横無尽の世界に引き込み、その視線をはずさせない力強い映像で綴るのは、人間の根源に迫る骨太のヒューマンドラマ。そして、オリジナル脚本と緻密な映像で見せる高揚感に満ちた世界観は、絶望の先に見える新世界を予感させる。

主人公オリアアキを演じるのは、桜井ユキ。石井岳龍、園子温、三池崇史といった日本の映画界が誇る鬼才監督の作品に立て続けに出演し、今後の待機作も控えるなか、今、最も勢いのある女優のひとりとして注目されている。本作で映画初主演を果たし、鮮烈な演技を披露。そして、オリアアキの恋人・カイトを演じるのは、女性たちの熱い視線を集める高橋一生。スタイリッシュな映像美の中で、ひときわ優しい華を添える存在としての魅力を見せつける。また、『海辺のカフカ』(2014年、蜷川幸雄演出)での繊細な演技が記憶に新しい古畑新之。故蜷川幸雄演出の舞台に数多く出演している新川將人。第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された『2つ目の窓』(監督/河瀬直美)で主演を務めた阿部純子。ハイバイの舞台をはじめ、演劇界でも大注目の川面千晶。数多くの作品で名バイプレーヤーとして活躍する佐々木一平、信太昌之、木村知貴。ベテラン山谷初男らが脇を固め、更に、怪しいバーテンダーに成田凌、華麗なショー番組のMC役に満島真之介と今をときめく若手注目株の俳優陣が華を添えている。

STORY

STORY イメージ

主人公・オリアアキは、29歳の売れない女優。女優を夢見て上京し、ふと立ち寄ったバーでサーカス団を営むカイトに出会う。それから10年、毎日小さなサーカス団でマジシャンの助手をするアキ。30歳を目前にしたアキには仕事への熱も生きる目標もない。ルーチンワークのように繰り返されるのは、催眠術にかかるという演技。体を浮かされ、剣を刺され、催眠状態を演じているうちに、やがてアキの精神は徐々に摩耗し、いつしか現実と妄想の境界が破たんを迎えようとしていた。何故生きるのか? 何を夢見たのか? 何を目指すのか? 唯一アキの中で美しい思い出として残るのは恋人・カイトとの時間・・・。自分が生きてきた人生の軌跡、アキが生きる現実と、叶えられなかった様々な妄想が入り乱れる。そして2つの世界の境界が壊れようとしたとき、アキの人生再生がはじまる・・・?!

CAST

  • 桜井ユキ

    桜井ユキSAKURAI YUKIオリアアキ役
    1987年、福岡県出身。 2015年から、石井岳龍の『ソレダケ / that’s it』、園子温の『リアル鬼ごっこ』、三池崇史の『極道大戦争』といった日本の映画界が誇る鬼才監督の作品に立て続けに出演。2016年には月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(CX)に抜擢。2018年公開予定の井樫彩監督『真っ赤な星』の出演も決定。体当たりで臨んだ今作で初主演を飾る。
  • 古畑新之

    古畑新之FURUHATA NINOブッチ役
    1991年、フランス、パリ出身。2013年、GoogleのCMで注目を集める。2014年、蜷川幸雄演出の舞台『海辺のカフカ』のオーディションで主役のカフカ役に抜擢される。テレビではドラマスペシャル「霧の旗」(テレビ朝日)、金曜ナイトドラマ「グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜」(テレビ朝日)などに出演。映画は本作が初出演となる。
  • 佐々木一平

    佐々木一平SASAKI IPPEIリュウ役
    1978年、静岡県出身。2005年『ハチミツとクローバー』でスクリーンデビュー。以後、数多くの映画やドラマ、CMなどで活躍。『暗殺教室—卒業編—』(16)では、殺せんせーのスーツアクターとして出演し話題に。近年の主な出演作に『アウトレイジ ビヨンド』(12)、『永遠の0』(13)、『64—ロクヨン−』(16)、『海賊とよばれた男』(16)、「逃げるは恥だか役に立つ」(TBS)、『3月のライオン』(17)、『散歩する侵略者』(17)など。
  • 新川將人

    新川將人SHINKAWA MASATOサイトウ役
    1966年、栃木県出身。富良野塾を経て、1996年、ニナガワカンパニーに参加。以後、故蜷川幸雄の舞台・映画に数多く出演する実績を持つ。映画『青の炎』(03)、『嗤う伊右衛門』(04)、舞台「海辺のカフカ」(14,15)、「元禄港歌—千年の恋の森—」(16)、マイケル・メイヤー演出「お気に召すまま」(17)など。
  • 阿部純子

    阿部純子ABE JUNKOマリア役
    1993年、大阪府出身。小・中時代にファッションモデルとして活躍後、2010年に映画『リアル鬼ごっこ2』でスクリーンデビューを果たす。映画、TVドラマと活動の場を広げ、2014年、『2つ目の窓』(監督:河瀬直美)で第4回サハリン国際映画祭主演女優賞、第29回高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。その後、渡米し、2015年から芸能活動を再開。待機作に『ポンチョに夜明けの風はらませて』(10月28日公開)、『海を駆ける』(2018年5月公開)がある。
  • 信太昌之

    信太昌之SHIDA MASAYUKIビト監督役
    1964年、北海道出身。86年、劇団日の出劇場創設参加。舞台、映画、ドラマで活躍する。主な近年の出演作に『シン・ゴジラ』(16)『海賊と呼ばれた男』(16)『日本で一番悪い奴ら」(16)『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』(17)『いぬむこいり』(17)など。
  • 木村知貴

    木村知貴KIMURA TOMOKIフクさん役
    1978年、秋田県出身。中野量太、今泉力哉、柴田啓佑、三宅唱など多くの次世代映画監督の作品に出演。2016年には自身の出演作品を集めた「木村知貴映画祭」が開催される。近年の主な出演作に『SLUM-POLIS』(13)、『SHARING』(14)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)、『トータスの旅』(16)など。
  • 川面千晶

    川面千晶KAWAMO CHIAKIツバキ役
    1988年、兵庫県出身。大阪芸術大学舞台芸術学科卒業後、2009年の映画『脚の生えたおたまじゃくし』(監督/脚本:前野朋哉)でスクリーンデビューを果たし、2011年の「ハイバイ」オーディションを経て正メンバーになる。その後舞台、TVドラマ・映画と活躍の場を広げる。近年の出演映画に『幕が上がる』(15)『残穢』(16)『22年目の告白』(17)などがあり、舞台「クヒオ大佐の妻」(17)で、宮沢りえと繰り広げた怪演も評判をよんだ。
  • 飛磨

    飛磨ASUMAベルボーイ役
    1988年生まれ。映画やCM、舞台と幅広く活動。近年の出演作に『渇き。』(14)、『那落』(15)、『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)など。二宮健演出の「セシルのもくろみ」(CX)スピンオフドラマ「セシルボーイズ」(CX)にも出演している。
  • 武藤心平

    武藤心平MUTO SHINPEI映画プロデューサー&看護師役
    1977年、東京都出身。2002年よりクロム舎に参加、2006年の解散まで全作品に出演。2005年コントユニット7%竹を結成。主宰として作・演出を手がける。主な出演作に「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(CX)、『エイプリルフールズ』(15)、『美しい星』(17)、「会津侍 若松っつん」など。
  • 若松俐歩

    若松俐歩WAKAMATSU RIHO女子アナウンサー&看護師役
    1987年、神奈川県出身。主な出演作に『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(16)、「平成猿蟹合戦図」(14/WOWOW)、舞台「ウギ-な桜」(16)、MV「Beautiful Days/OKAMOTO'S」、CM「かんぽ生命「感謝」編」など。ショートフィルム『A FOXHOLE NAMED KAMIKAZE』(17)ではヒロインを務める。
  • 小篠恵奈

    小篠恵奈KOSHINO ENA受付嬢&女優役
    1993年、東京都出身。2012年デビュー。タナダユキ監督作品『ふがいない僕は空を見た』(12)や小林啓一監督作品『ももいろそらを』(12)で注目を浴びる。2015年、『3泊4日、5時の鐘』で映画初主演。他、出演作に、映画『ほとりの朔子』(14)、『花宵道中』(14)、『ストロボ・エッジ』(15)、『咲-saki-』(17)、『彼女の人生は間違いじゃない』(17)、テレビドラマ「女囚セブン」(ANB)、「セシルボーイズ」(CX)など。
  • 重松隆志

    重松隆志SHIGEMATSU TAKASHI芸能事務所警備員役
    1973年、京都府出身。舞台や映画、テレビ、CMなど幅広く活躍。主な出演作に映画『子猫の涙』(07)、『ハダカの美奈子』(13)、『ミュージアム』(16)、『女ヒエラルキー底辺少女』(16)、テレビドラマ「相棒season12」(EX)など。他、舞台作品“STRAYDOG”第24回本公演「アオイの花」、「悲しき天使」、「夕凪の街 桜の国」などがある。
  • 岩崎未来

    岩崎未来IWASAKI MIKU少女アキ役
    2008年生まれ。連続テレビ小説「花子とアン」(NHK)では、主人公の養女・村岡美里(子ども時代)を演じる。主な出演作にテレビドラマ「相棒」(EX)、「びったれ!!!」(TVK)、WOWOWドラマW「かなたの子」、映画『100回泣くこと』(13)でスクリーンデビュー、以降『まほろ駅前狂騒曲』(14)、『劇場版 びったれ!!!』(15)、『夏美のホタル』(16)など。『校庭に東風吹いて』(16)では場面緘黙症の少女という難しい役に挑んだ。

SPECIAL THANKS

  • 成田 凌

    成田 凌NARITA RYOジョー役
    1993年、埼玉県出身。ファッション雑誌「MEN'S NON-NO」のモデルで芸能界デビュー。2014年、フジテレビNEXT smartオリジナルドラマ「FLASHBACK」にて高梨臨とのW主演で俳優デビュー。2016年には大ヒット劇場アニメ『君の名は。』に声優として出演。その他近年の出演映画に、『残穢』(16)、『キセキ -あの日のソビト-』(16)、『新宿スワンⅡ』(17)などがある。2018年には『ニワトリ★スター』の公開が控えている。
  • 山谷初男

    山谷初男YAMAYA HATSUOマスター役
    1933年、秋田県出身。1953年に劇団東芸で舞台俳優としてデビュー以来、数々の舞台、映画、TVドラマで名脇役として活動中。若松孝二監督の映画『胎児が密猟する時」で脚光を浴び、寺山修司主宰の天井桟敷公演「毛皮のマリー」に参加。NHK大河ドラマ「国盗り物語」で人気を不動のもにする。蜷川幸雄演出の舞台「王女メディア」では海外でも高い評価を受ける。主な出演映画に、『火宅の人』『カンゾー先生』『どろろ』『さまよう刃』『セシウムと少女』など。
  • 満島真之介

    満島真之介MITSUSHIMA SHINNOSUKEチャーリー役
    1989年、沖縄県出身。2010年、舞台「おそるべき親たち」にて俳優デビュー。2013年には、『風俗行ったら人生変わったwww』で映画初主演を果たす。主な出演作にNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)、『オーバー・フェンス』(16)など。最近では、『無限の住人』(17)、『忍びの国』(17)、『三度目の殺人』(17) など、数々の話題作に出演が相次ぐ。
  • 高橋一生

    高橋一生TAKAHASHI ISSEYカイト役
    1980年、東京都出身。映画・TV・舞台と幅広く活躍。今年、2017年上半期ブレイク俳優ランキングで首位を獲得。近年の出演作に映画『シン・ゴジラ』『3月のライオン』、TBSドラマ「カルテット」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」など。10月放送スタートのフジテレビ月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」、NHK連続テレビ小説「わろてんか」への出演が決まっている。2018年には映画『blank13』、『嘘を愛する女』、『空飛ぶタイヤ』の公開が控える。

STAFF

  • 二宮健

    二宮健NINOMIYA KEN原案・脚本・監督
    1991年、大阪府出身。高校2年生の時に制作した監督作品『試験管ベイビー』が、第3回高校生映画コンクール映画甲子園2008にて、審査員の滝田洋二郎監督より監督賞を受賞。その後も映画制作を続け、2015年に卒業制作作品として発表された『SLUM-POLIS』が国内外の映画祭で話題を呼び、全国で劇場公開される。同年、本作の元となる『眠れる美女の限界』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015で審査員特別賞を受賞。学生時代から現在までの監督作品は40作品を超える。

二宮監督ショートインタビュー

本作は2014年に発表された『眠れる美女の限界』をベースにセルフリメイクされているが、登場人物の設定を変えることで、全く別作品としての世界観を作り上げている。

「最も大きな変更点として、短編版が親子の物語だったのに対して、今回のリメイク版は男女の恋愛物語になっています。それによって、ヒロイン・アキのキャラクター像も変わっています。置かれた境遇や悩み、性格が一見似ているようで、実は真逆だったりします。内省的で、どんどん内に、深みに、ハマっていったのが短編版だとしたら、本作はフルアクセルで世界が拡張していく中で、バグが起きて波乱が勃発するようなイメージです。アグレッシブで冒険活劇のようなスケール感が出ればな、と思いました」

本作は、スポットライト理論という時間についての概念をベースに物語が作り上げられた。

「スポットライト理論とは、『時間は流れておらず、過去も現在も未来もすべて同じ空間の中で同時に存在している』という考え方です。アキは自分を取り戻す旅の中で、様々な時間を何度も自由に行き来します。まさにスポットライト理論を理解し、その中で自分の意識を操っています。そんなアキの物語を視覚的に描くために、時系列の錯乱をシームレスに見せたり、観る者の体感時間の感覚を揺るがす構成・演出の工夫を重ねました。目指したのは『一回の瞬き』の中で膨張した脳内宇宙の物語です」

映画初主演の桜井ユキと、幅広いファン層で絶大な人気を誇る高橋一生の共演というキャスティングにも衝撃を感じる。

「一体だれがオリア・アキを演じるのかイメージが難しい中、本作のプロデューサーから提案されました。桜井さんとは、以前一度ご一緒させて貰ったことがあり、名前を聞いて、なるほど!とハッとしました。桜井さんなら、華やかでパワフルな新しいオリア・アキを創り上げてくれると確信しました。カイトというキャラクターは、存在しているだけで大きな説得力を感じる方に演じて欲しいと思っていました。一生さんの名前を聞いたとき、想像以上の化学反応が起きるのではないかと胸が躍りました。一生さんは、カイトという行間が多いキャラクターを完璧に理解し、完全に自分のものにして、奥行きと絶大な魅力を創り上げてくれました。ラストシーンの撮影では、カイトが魅せる優しさと切なさに、本番中ながら涙が出ました。あんな経験は初めてでした」

MUSIC

本編をスタイリッシュに彩る楽曲にもこだわりを見せている。
使用された楽曲は、海外のインディーズ曲で、全4曲。どれも二宮監督自らがセレクトしている。

挿入歌